水道水のカルキ臭の元、塩素。
「これが無かったらもう少し飲みやすいのに」
そんな風に思ってしまうものですが、どうして塩素って入っているのでしょうか。
当時は次のような理由があったのですね。
水道水に塩素を投入するわけ
一言で言うと、水の安全の確保。
これが塩素を入れる理由。
具体的には、水系感染症(コレラ チフス 赤痢)を起こさないようにするためですね。
終戦後、水道の水質管理は駐留軍の監視下の元で行われるようになりました。
その際に塩素の常時投入が指示されたようです。
それまでの日本では、感染症が怪しまれる等、緊急時だけの塩素投入だったのですね。
ちなみにその効果のためか、消毒・水道の普及により昭和45年ごろから水系感染症の患者数は劇的に減っているのです。
とはいうものの、いまだに駐留アメリカ軍の「水道管の末端出口で0.1ppm以上であること」という指示がそのまま引き継がれていることにちょっと驚きました。