水道水ってカルキ抜きをすると味が良くなったりします。
けれど、汲み置きしたりすると時間がかかってどちらかというと手間がかかる方法だと思いませんか。
そんなときに沸騰させるという方法もあるようです。
しかしちょっと待ってください。
沸騰させる方法には次のデメリットも考慮しておく方がいいようですよ。
しらないで沸騰させた水を飲み続けると、逆に良くないかもしれませんので。
水道水を沸騰させるとどうなるか?
沸騰させることでトリハロメタンが増えるんです。
トリハロメタンとは塩素が有機物質と反応してできる物質。
トリハロメタンの半分以上がクロロフォルム。
クロロフォルムは日本で毒物及び劇物取締法の医薬用外劇物に、
はたまた、労働安全衛生法の第一種有機溶剤に、
それぞれ指定されている物質なのです。
飲料水には入っていてほしくない物質ですよね。
水道水に含まれるカルキが沸騰過程でとんでもないものに変わるんですね。
水道水に元々含まれているトリハロメタンは極めて微量だそうです。
しかし沸騰させることで、このトリハロメタンをわざわざご自分の手で増やすことはないと思うのです。
もちろん、増えたからと言ってたいした量ではない。といえばそれまでかもれません。
なので、最終的には個人的な判断に任せるしかありません。
しかし、沸騰させるとトリハロメタンが増える。という事実は知っておいて損はないのではないでしょうか。
ちなみに沸騰させて そのまま30分ほど煮沸させるとトリハロメタンも無くなるらしいです。
しかしそんなことするなら汲み置きするほうが楽ではないでしょうか。
煮沸ガス代、電気代もかかりますので。