ひと口に水と言っても、いろいろな水があって迷いますよね。
どんな種類の水が体にいいのか、まとめてみました。
要約 体にいい水の種類
体にいい水について
- 硬水と軟水の使い分け
- アルカリ性の水について
- 採れる場所によって分類されること
を知っておくと便利です。
水には硬水と軟水がある
含まれるミネラル分の割合によって、水は硬水と軟水に分けられます。
更に、硬水は含まれるミネラルの量で3つに分類されます。
- 軟水 100mg/ℓ未満
- 硬水 100~300mg/ℓ
- 中硬水 300~1000mg/ℓ
- 超硬水 1000mg/ℓ以上
硬水と軟水の違いを一言で言うと、
硬水は積極的に体質を強化していく水。
軟水は体内を無理なく潤すための水。
目的別にうまく使い分けたいものです。
体内に取り込むならアルカリ性の水
健康に良い水はpH値(ペーハー値)も気にしておきたいところ。
pH値が7なら中性、7より小さくなるほど酸性、大きくなるほどアルカリ性です。
で、
健康な人の身体は弱アルカリ性。
pHはおよそ7.4です。
ですから飲む水もアルカリ性の水は体と相性が良いわけです。
また、疲れがたまってくると体は酸性になりがちで、新陳代謝も低下します。
アルカリ性の水は酸性に傾いた体を中から正常に戻してくれるわけです。
ですから、酸性よりもアルカリ性の水を摂取したいものです。
採水地で変わる水の特徴
農林水産省の「ミネラルウォーター類(容器入り飲料水)の品質表示ガイドライン」によると水の種類は7つに分けられます。
- 浅井戸水 浅い井戸からポンプで採水
- 深井戸水 深い井戸からポンプで採水
- 湧水 自噴する地下水
- 鉱水 井戸水でミネラルを含む水
- 鉱泉水 湧水で25度以下、ミネラルを含む水
- 温泉水 湧水で25度以上、ミネラルを含む水
- 伏流水 浅いところを流れている水
含まれるミネラルが多いのは鉱水、鉱泉水、温泉水です。
製品の原材料名に必ず記載されていますので確認して利用したいものですね。
体にいい水の飲み方の基本と注意点
一日に摂取したい水の量は1.5~2ℓ。
人間は一日におよそ2.5ℓの水分を排出しています。
逆に食事などで摂取できる水分などが1.5ℓ。
ですから1リットル分は不足気味。
加えて健康を維持、改善するのなら少し多い目の1.5~2ℓが目安になります。
飲み過ぎる水中毒になりますので多量の水の摂取は控えましょう。
飲み方はこまめに少しずつ飲むこと。
一度に多量に飲んでも体が受けつけてくれません。
吸収されずに排出されるだけ。
これでは飲んだ意味がありませんよね。
ですから、のどが渇いたなと感じる前に、こまめに飲むように心がけたいものです。